メリクロン株と実生株の違い

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交配名の前にあるのは母株、後が父株を表します。交配により4ヶ月程で結実し無菌播種により12ヶ月程でフラスコ苗が完成します。3〜4年間栽培することで開花株に達します。

バンダの場合、性質を強くする目的も有り赤系と青系とが交配されるケースが多い。右の写真はV.Robert Delight(Kasem Delight x Ponpimol)ですが、赤色系、青色系、ピンク系、赤と青が混ざった紫系の色がいろいろと開花します。

色彩だけでなく体形、性質、開花時期等、一株一株全て異なった株が生れます。一口にV.Robert Delightといっても多数の品種、即ちバラエティーがあります。花が美しい、花径が大きい、性質が強い、開花が容易等の優れた固体が選別され、2年程度性質を見極めた後に営利品種として大量にメリクロン培養され増殖します。

交配から営利種として農園から販売されるまでには最低10年以上の歳月を必要とします。
バンダはカトレヤ属のように多くの原種がありません。
全ての品種にV.coerulea、V.sanderianaが50〜70%の血筋を引いています。タイ人の弛まぬ努力によりかトレヤに匹敵する品種数が生れました。
英語名の付いている品種も、多くはタイランドで交配されたものです。

原種の種類が少ないなで、近親交配となり、交配が非常に難しいく経験を要します。母株に適した固体。父株に適した固体。花は貧弱だが交配して生れる株は美しい花が咲く等交配親を見極めるには長年の経験がいります。

バンダのメリクロン培養が可能になり、培養過程で4倍体の苗が多く発生します。これを利用して2倍体×4倍体=3倍体の交配が進み、両親の良いところを合い持つ優良花が数多く咲くようになりました。花径が18cmで20輪も咲き子供の上半身にもなる巨大花が咲く品種がどんどん現れています。
カトレヤが花の女王ならバンダは花の帝王と言えます。



上方はV.Robert Deg[lightの交配で実生株からの開花!
花色、花柄等の異なった花が咲きます。

下方は実生株が選別された優秀固体のメリクロン株です。
これららが生れるまでには10年以上の歳月を要しています。今も多数の優良固体がメリクロン培養されています。