自分で造れる 微生物発酵肥料
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◆植物と微生物の関係
自然界の植物は誰も肥料をお便り頂き有難う御座います。得ないのに毎年花が咲き実がなります。植物は動物のように移動して栄養素を探すことはできません。一ヶ所に百年も千年も根を葉って生育します。根が養分を吸収すると周囲の養分が無くなり生育できなくなるはずですが、そんなことは無く巨木ですらどんどん生育しています。
これは植物と微生物が地球上に植物が出現して以来共に助け合い共生しているからです。

植物は光合成で作り出した高栄養物を葉面や根から一部を微生物の為に分泌します。微生物はその栄養素を求めて根や葉面に集まってきます。その時電気的に微生物の身体に栄養素を引き付けて持ってきます。これで遠くに有る植物の肥料分を摂取できます。
また、微生物は数十分単位で生存を繰り返しています。微生物が出す排泄物や死骸にはビタミンや植物ホルモン等、植物が生育するのに必要な全ての栄養素が含まれ、植物が摂取して消化せずとも即栄養素として利用できる形で栄養物が存在します。

植物体に集まってくる微生物は有用微生物だけでなく病原菌も集まってきます。しかし有用微生物の力が強く病原菌が大きく増殖できません。

人工的に栽培して植物にいろいろな農薬を散布すると有用微生物も病原菌も全てしに絶えますが、病原菌の回復力が早く有用微生物が回復する前に病原菌が爆発的に増殖します。農薬を使えば使うほどいろいろな病気が発生するのはこれが原因しています。

自然界の植物は健康に生育していれば、植物に共生する微生物の密度が高いので病原菌の増殖が抑えられています。

人工的に植物を栽培するには強い農薬を使わず、植物に共生する微生物の密度を高めるような栽培方法を取ることが大切です。
◆化成肥料の限界
化成肥料には植物の三大栄養素のN(窒素)P(燐)K(カリ)成分は必要以上に含有しています。必要以上の栄養素を吸収して植物は肥満状態になります。早く株は生育しますが病気に成りやすい軟弱な体質で成長します。葉は垂れ気味で株は徒長し、開花力も弱くなり、病気に成りやすい体質になります。
NPKの三大栄養素は基礎栄養素で植物の生育に必要な栄養素全てではありません。ビタミンや酵素、ミネラル、ホルモン等の微量要素が栄養素NPKを触媒、合成して多種多様の栄養素を作り出し植物体に送られ正常な生育となります。
人間にた例えると肉や米だけを多く食べてると身体は肥満になりいろいろな疾患が現れてきます。ビタミンが豊富な野菜や果物等を食べることで正常な生育ができるのと同じです。

化成肥料には生育の潤滑材となるビタミンや酵素、ミネラルと言った微量要素が全く含まれていません。また化成肥料の栄養素NPKは植物が吸収しても即代謝利用はできません。利用できるように消化することが必要です。このためのエネルギーが消費されます。
栄養過多に成った植物の細胞は成育が過大なもの少ないものと生育にばらつきができ植物組織に空間ができそこに水分が多くなり病原菌の進入を許してしまいます。

◆微生物発酵肥料
微生物発酵肥料は植物に与えるものだけでなく微生物の餌になり、微生物が好む配合にします。微生物は肥料分を食べ限界にまで増殖を繰り返し微生物の排泄物、死骸が植物に必要な栄養素全てを含んでいます。これを植物が吸収し、草食動物が食べる植物連鎖の原点が微生物の出す栄養素なのです。
微生物が出す栄養素は植物がそのまま代謝に利用でき消化するためのエネルギーを必要としません。その分生育にまわせます。
特に微生物が出すものに植物ホルモン・サイトカイニンがあります。これは植物の根の生育を促進し、花芽の分化を促し洋蘭等は花色鮮明、花持ち良く、巨大な花が咲き、開花が良くなります。化成肥料には無い栄養素が微生物肥料には多種ふくまれています。自然界の植物と微生物の共生関係を人工的に再現していることです。

◆発酵肥料(ボカシ)と微生物発酵肥料の違い。
市販されている発酵肥料はボカシと言われているものです。ボカシの目的は有機肥料を化成肥料並の即効性にすることです。油粕、魚粉、骨粉、米ぬかに発酵促進剤を混ぜ発酵させます。発酵することで発酵熱が発生します。40〜50℃以上に成らないよう攪拌します。これを数回繰り返し7日間程でボカシ肥料が完成します。ボカシは発酵はしますが微生物発酵ではありません。有機物だけで肥料に使えば効力が出るのに3ヶ月もの期間を要します。ボカシにすることで化成肥料並の即効性になります。

微生物発酵肥料の有機物は植物の為だけにあるものではありません。配合は微生物が好むようにします。麹菌、納豆菌、乳酸菌、酵母菌をタイミングを計り次々と限界にまで増殖させます。各菌特有の栄養素を合成して死滅して、次ぎの微生物が勢力を増し増殖します。最終的に酵母菌が植物に必要な栄養素を合成する最も大切な発酵をします。ボカシと違う点は。微生物は糖分を好みますので、第一段階の麹菌が米ぬかを70℃以上になる高温で糖化します。その糖分で以後の微生物が限界にまで増殖します。微生物は有機肥料を食べ排泄物、死骸を肥料に残します。ボカシと違い肥料分は微生物が生成した栄養素が大量に貯えられています。この肥料を保存している間に抗生物質を生成するストレプトミセス菌が増殖します。肥料でありながら強力な病原菌を殺す殺菌作用も兼ね備えます。植物の生育に最も大切なホルモン・サイトカイニンも生成します。自然界の植物と微生物の共生関係を人工的に再現する肥料となります。
■A.簡易微生物発酵固形肥料の造り方。
本来はタイ・オーキッドプラザ独自開発の製法で微生物発酵肥料を製造しますが、製法をご伝授するには難しく、ご興味がある方はお問合せ下さい。
そのかわりとして市販の発酵肥料で代用します。
●製造手順
1.市販の発酵肥料を希望量を用意します。
2..市販のイースト菌(スーパーで売っている製パン用の粉末イースト菌)を用意します。水1リットル当たり粉末イースト菌小さじ3杯と砂糖小さじ3杯を入れよく攪拌し、丸一日暗冷所に置きます。

3.イースト菌溶液をジョウロに移し、発酵肥料に攪拌しながらまんべんなく散布します。水温計で肥料の温度を測り30℃以上にならないように良く攪拌します。温度が上がるようなら水を散布して攪拌して温度を下げます。
4.肥料がピンポン玉の大きさに固形化してきます。玉を割ると仲に真っ白な綿状のものができ始めるまで週に一回イースト菌溶液を散布攪拌を繰り返します。
5.完成したら紙袋に移し冷暗所で管理します。保管している間に肥料内部でストレプトミセス菌が増殖して強力な病原菌のみを殺す殺菌剤の作用がついてきます。

固形微生物発酵肥料は土植え鉢、水コケ植え等に埋め込み利用します。埋め込み深さは日光に当たらない程度にして浅く埋め込みします。深く埋め込むと微生物が死に絶えていまいます。

C.の液体肥料の製造に利用します。
 
■B.雑草のパワーを抜き取り利用する方法。
刈り取っても刈り取っても旺盛に生育してくる雑草のパワーを抜き取り栽培する植物に与え生育をより多く促進させる方法を独自に開発しました。
その製法をご伝授します。
●製法手順
1.雑草に養分が最も含まれている夜露が残る早朝に雑草を刈り取ります。新芽、ツル植物の新芽を極力多く刈り取ります。

2.刈り取った雑草に砂糖(理想は黒砂糖。白砂糖も可)を雑草にまぶします。均等にまぶすには雑草に軽くジョウロデ水を散布しておくとよい。
 雑草と砂糖と割合(重量比):雑草1kg当たり砂糖300〜500g。

3.光を通さない容器に詰め込み、石やブロックを重しとして一日置きます。

4.重しを取り去り、表面に砂糖を振り掛けておきます。布または新聞紙を蓋にして蝿が入らないようシッカリと縛っておきます。

5.2週間すると甘酸っぱい香りがして完成です。
完成品を右記の微生物液体肥料に混入します。


この作業の意味は。雑草の葉面には主に乳酸菌、酵母菌が多く共生しています。砂糖を与えることで極限にまで増殖して、酵母菌が弱アルコールを精製します。このアルコールが雑草が持つ養分を溶かし出します。これを利用します。


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        微生物肥料で咲いた巨大花バンダ。子供の上半身もある花房。
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■C.簡易微生物液体肥料の造り方。
微生物の中で最も植物に大切な栄養素を生成する酵母菌を増殖して栄養素を造り出させます。独自な製法をご伝授します。
●製造手順
1.市販のイースト菌(スーパーで売っている製パン用の粉末イースト菌)を用意します。
水1リットル当たり粉末イースト菌小さじ3杯と砂糖小さじ3杯を入れよく攪拌し、丸一日暗冷所に置きます。下記2.の水100リットル当たり1リットルのイースト菌溶液を作っておきます。
2.100〜200リットルの容器に8割がたに水を張ります。
3.微生物発酵肥料を投入します。
  発酵肥料はA.の微生物発酵固形肥料が理想ですが、市販の発酵肥料(ボカシ)でも可能です。1.の水100リットル当たり5kgの発酵肥料と化成肥料300gを投入してよく攪拌します。化成肥料は微生物により発酵肥料並の良質な肥料に変化します。各所で与える糖分は微生物の餌になり増殖が促進され、糖分は植物が直接吸収できる形に生成されなおしなれ植物の活動エネルギーとしても利用されます。

4.次にB.で造った雑草の完成品全てを投入します。雑草が浮き上がらないように網の袋に入れ重しを付けて沈めておきます。
5.一日経過したイースト菌溶液を投入し良く攪拌します。
6.蚊や蝿が入らぬように布等で蓋をしておきます。
7.4〜7日間程で水の表面に白い綿状の膜が張ってきます。これで肥料として使える状態になっています。50倍ほどに薄めて洋蘭や植物の株全体に散布します。通常一週間に一回の割合で散布しますが、これより多くとも肥料焼け等の障害は出ません。
生きた微生物がそのまま植物に散布されますので、葉面の微生物が共生する密度が高くなり病気の派生が抑えられます。肥料でありながら殺菌剤の働きがあります。
8.使い切った残物は植木などに肥料として与えます。

肥料は3ヶ月間以上も保存ができます。
製造は大変に面倒ですが、化成肥料には無いい各種ビタミン、多種の酵素、金属ミネラル、植物ホルモン等が多く含有した夢の液体肥料となります。


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A.微生物発酵液体肥料の酵母菌の発酵完成状態。B.微生物発酵肥料を使い2ヶ月後に根が枝分かれして多数出てきます。根が多く出ることで養分吸収が良くなる。

★タイ洋蘭バンダの育て方★
・・・・・タイ洋蘭バンダの育て方、自分で造れる微生物資財の作り方、利用方法をご覧頂けます。

 
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